<京都路地裏の呑み屋>その1)綾小路仏光寺あたりの路地のお店
西の空が、オレンジから紫そして紺色になりキラリと宵の明星が輝き始める。
夕暮れ時になると、赤提灯に灯りがともるこの時間帯が一番好きだ。
仕事を終え、冷えたビールを一杯。
自分にお疲れ様とご褒美をあげたくなる瞬間。
私がよく行くお店。
綾小路通りと仏光寺通りの間の路地に。
入り口をやさしい電球の光が照らしていて、スタイリッシュな自転車は先客か。
近況を話しながら、とりあえずビール。
お店の人とのおしゃべりは、とにかくうれしい。
友達の家や親戚の家に行っているようで、心から安らげる。
お料理は、創作的で、これも楽しみ。きょうはなに?
夏は、やっぱり鱧(はも)。鱧の霜降り、炭の香ばしさがいい。
賀茂茄子も外せない。
なんといっても、トウモロコシの天ぷらと大根のフライ。
カリッっと揚がった衣の中からジュワッっと出汁がしゅんでいる大根の旨味が口の中に広がる逸品。
お料理に合うお酒。至福の時。
夜遅くまでやっているので、二軒目に寄るのもおすすめ。
人の温もりがいいなと思う呑兵衛でした。
安藤加恵 京都癒しの旅案内人 イラストレーター
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